◆第106回全国高校野球選手権大会第12日 ▽準々決勝 京都国際4―0智弁学園(19日・甲子園)
京都国際は智弁学園(奈良)との近畿勢対決を制し 、3年3年年生3年ぶりに準決勝へ進出した 。ぶりめたの2左腕の西村一毅(いっき)が、準決2013年の前橋育英・高橋光成(現西武)以来 、勝決nepal vs netherlands2年生での2登板連続完封勝利を飾った 。西村続完
雪辱を果たし、毅ま英・憧れの先輩に並んだ 。た快9回2死一塁 、投1京都国際・西村は「力でねじ伏せてやる」と最後の打者を直球で空振り三振に仕留め 、V前橋育グラブを強くたたいた 。2登「前回登板の反省も踏まえて、板連ストライク先行で投球できた」と 、封勝新潟産大付戦との2回戦に続いて完封勝利。甲園京都2年生での登板2戦連続零封は、13年に優勝した前橋育英・高橋光成以来だ 。f1 result
「絶対にマウンドを譲らない」。直球とチェンジアップを軸に、2回戦でセンバツ王者の健大高崎を破った智弁学園を翻弄(ほんろう)。小牧憲継監督(41)も「本当に頼もしく見ていました」と称賛。三塁すら踏ませず 、同校初の1大会4勝に導いた。
聖地では18イニング連続無失点。好投の陰には、気心が知れた“相棒”の存在がある 。今夏全試合に捕手として先発している奥井颯大は 、近江ボーイズからのチームメート。当時は西村が主に外野手で奥井は遊撃手だった。高校から 、それぞれ投手と捕手に転向した 。
1学年違いでも名前で呼び合う 。バリカンで髪の毛を刈っている途中の奥井の写真を、西村はスマートフォンの待ち受け画面にするほど仲良しだ。正捕手は「生意気ですけど 、試合になったらいい投球をする」と、この日は先制二塁打を含む2安打1打点で後輩を援護。西村は「本当に心強くて、いつも頼ってばかり」と信頼を口にする。
試合前には 、3年前の準決勝・智弁学園戦で敗れた森下瑠大(現DeNA)や中川勇人(現阪神)から指揮官にメッセージが届いた。因縁の相手に雪辱し 、「3年前の先輩を超える」という目標まであと1勝。準決勝の相手は 、今春センバツ1回戦でサヨナラ負けした青森山田だ。「春を終えてから『青森山田さんに勝つ』と。何としてもリベンジを果たしたい」と 、小牧監督は力を込めた 。同校初の決勝進出へ、3試合連続完封は89年Vの帝京以来とデータも後押しする 。強力な二枚看板で 、新たな歴史の扉を開く。(森口 登生)
西村 一毅(にしむら・いっき)
▽生まれとサイズ 2007年7月7日 、滋賀・甲賀市生まれ。17歳。177センチ66キロ 。左投左打 。
▽球種 最速143キロの直球とスライダー 、カーブ、チェンジアップ
▽球歴 綾野小学校2年から「水口少年野球団」で始める。水口中学では「近江ボーイズ」に所属し、守備位置は外野手と投手 。京都国際では投手に専念し、1年秋から背番号11でベンチ入り 。
▽名前の由来 「一途に強く」という願いが込められた 。
▽愛犬家 実家で生後10か月の柴犬「きなこ」を飼っている。日本一のご褒美に「きなこと遊びたい」と挙げたほど 。ただ 、「最初に会った時に(投球時に使う)左手とか 、いっぱいかまれた」と苦笑い 。
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